TIPSねじ知識

皿バネ座金と皿バネについて | ねじ知識 | ねじのコンビニ北川鋲螺株式会社

皿バネ座金と皿バネについて

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

皿バネ座金と皿バネは商品が同じように思いますが、用途やと特徴が違います。混合して覚えないように今回のねじ知識で整理してみましょう。

 

皿バネ座金(ねじ用)

皿バネ(軽荷重用)

・・・。図面見ても全然変わらないですね・・・。

では!それぞれ特徴を見てみましょう。

●皿バネ座金

主にねじの緩み止め機能が目的です。

ボルトを締め付ける時に使用します。ボルトの締め付け軸力に匹敵するバネの反発力によって、振動や衝撃などのねじの緩み止め防止になります。また、座面圧力(圧着面積)を小さくすることによって、締め付け部材のへたりをなくして安定した軸力が得られます。主にねじの締め付けた状態(静荷重)に使用します。

一般ボルト用とキャップスクリュ用があり、キャップスクリュ用は外径が小さい作りになっています。

 

●皿バネ

バネとしての機能が主な目的です。

バネの高さと板厚の比、直列並列との組み合わせ方でそれぞれの荷重特性を得られる。バネに軸方向からの圧力がかかると、円すい状の部分がタワむ原理になっているため、小さなタワミで大きなバネ力が得られるのが特徴です。主に繰り返し何度もかかる荷重(動荷重)に使用します。静荷重にも使用できます。

 

・測り方

どちらもワッシャーと同じで内径・外径・板厚を測ります。

 

・種類

機能用皿バネはこの他にもDIN規格の軽荷重用 B と重荷重用 Aがあります。

JIS規格が定められたのが遅かったこともあり、メーカーオリジナル規格が多いです。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加