ウィットねじ...
今回はウィットねじというねじの規格について説明します! ウィットねじはイギリスで初めて作られたねじの規格です。...
TIPSねじ知識
錆とは?
錆の正体は、鉄が空気中の酸素や水と反応してできる鉄の酸化物です。
水があると、鉄がイオンとなって溶け出し、それをきっかけに錆を生む反応が起きます。
すなわち、鉄は乾いた空気中では安定しますが、湿気があると表面に薄い水の膜ができ、錆びやすくなります。
海の近くで鉄が錆びやすいのはよく知られています。
これは、塩分の影響です。
塩は空気中の水分を吸収しやすい性質があります。
鉄の表面に塩分がつくと、常に湿った状態と同じことになり、錆の進行を早めます。
ねじの錆
ねじにおける錆に赤錆と白錆があります。
・赤錆
鉄、鉄鋼、銅、銅合金で見られる錆です。
一般的な炭素鋼であれば、赤錆は水酸化第二鉄やオキシ水酸化鉄、酸化第二鉄といった成分となります。
鉄鋼材料に発生する赤錆は、材料を少しずつ侵食していきますので、そのまま進行すると材料を劣化させやがてはボロボロにしてしまいます。
・白錆
亜鉛(ユニクロメッキ等)で見られる白錆は、亜鉛の表面に作られる水酸化亜鉛が二酸化炭素と反応して生成された塩基性炭酸亜鉛と言われており、
これが錆を防ぐ機能を持っています。
白錆と言われていますが、腐食から金属を守るために作用するため、良性の錆ともいえます。
ステンレスは錆びにくいのか?
ステンレスはクロムやニッケル等が混ぜられた鋼です。
表面のクロム原子が空気中の酸素と水と素早く反応し、厚さ数ナノメートルの薄い皮膜をつくります。
この皮膜が、鋼を酸化から守っています。
さらにステンレスは、皮膜が壊されてもすぐに空気と反応して皮膜が自己修復されます。
そのクロムは鋼の内部から供給されるので錆びにくいのです。
ステンレスはどんな時に錆びるのか?
表面の皮膜が、何かの原因でキズつけられ、皮膜の再生に必要な空気中の酸素が遮断された状態で放置されると、その部分が錆びることがあります。
ただ初期の段階では錆の部分を除去すれば、もとの美しい状態を取り戻せます。
錆の原因には一般的に次のようなケースが考えられます。
1. 異種金属の付着、鉄やアルミの粉末が付着した【もらいさび】
2. 塩分の付着、海岸地帯の建物に使われた場合の潮風
3. 排ガス中の有害成分の付着、煤煙、塩化物、亜硫酸ガスなど
4. 洗浄薬液の付着、よごれ、さび落とし用洗浄剤
錆への対策はさまざまな方法や商品がありますのでぜひスタッフにご相談ください。
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