
ねじに使われる単位について...
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TIPSねじ知識
今回はタッピンねじについて詳しく説明していきたいと思います。
ねじ業界では1種タッピンねじをAタッピンと呼んでます。
下穴を必要とするねじですが、ネジ部のピッチや形状で規格が変わります。
タッピンの材質はSWCH16A~18Aです。
相手材の鉄板にタップをたてないといけないので、ネジ山を浸炭焼入れし、硬くしています。
※浸炭焼入れとは浸炭ガス(相手に炭素を与えるガス)槽の中で900℃近くで焼入れをし、
炭素を吸収させ表面を硬くさせます。
この表面の層を「浸炭層」と言います。
さらに安定した組織にするために260℃~430℃っで「焼戻し」を行います。
材質のSWCH16Aの16とは0.16%の炭素を含有していると意味を表しており、
炭素含有量が多いほど硬くなります。
まずタッピンねじで使用頻度が高いのがAタッピンです。
1種タッピンねじ(Aタッピンねじ)
〔形状〕
タッピンではピッチが最も荒い。先端部まで尖り、先端までネジ山が立って いる。
〔相手材〕
主に薄鋼板、ハードボード、木材、石綿、一般に薄鋼板は1.2㎜以下に適している。
2種タッピンねじ (B0タッピンねじ)
〔形状〕
先端2~2.5山がテーパーになっており、ピッチは1種タッピンより小さい。
〔相手材〕
主に薄鋼板及び厚板(5㎜以下)、非金属、樹脂、硬質ゴムに適している。
2種タッピンねじ溝付き(B1タッピンねじ)
〔形状〕
先端2~2.5山がテーパーになっており、2種タッピンの先端を1/4カットしてあり、カット部は刃の
役割をして相手材を、削っていく。
〔相手材〕
主に薄鋼板及び厚板(5㎜以下)、樹脂、硬質ゴムに適している。
3種タッピンねじ (C0タッピンねじ)
〔形状〕
先端2.5~3山がテーパーになっており、小ネジとおなじピッチ。
〔相手材〕
主に構造用鋼、鋳物、非鉄鋳物に適している。2種タッピンより厚板に対応できる。
3種タッピンねじ溝付き (C1タッピンねじ)
〔形状〕
先端2~2.5山がテーパーになっており、3種タッピンの先端を1/4カットし てあり、カット部は刃の
役割をして相手材を、削っていく。
〔相手材〕
主に構造用鋼、鋳物、非鉄鋳物に適している。2種タッピンより厚板に対応できる。
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