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一問一答 part2 | ねじ知識 | ねじのコンビニ北川鋲螺株式会社

一問一答 part2

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『一問一答』は、ねじについてのお客様からよくある質問や疑問をQ&Aにして解決するコーナーです。

今回は2回目です。

 

Q.ボルトに刻印してある7マークと8マークって何ですか?

A. 7マークと8マークは両方とも強度区分8.8のS45C材を使用していることを表しています。

両方とも強度区分に差はありません。

 

Q.スナップリングとEリングとプッシュナットの使い分けを教えてください。

A. 軸に溝があるかないかで使い分けます。

軸に溝がない時はプッシュナットを使います。

軸に溝がある時、軸に対して直角につける場合はEリング、

軸と同じ方向からつける時は スナップリングを使います。

 

Q.焼入れしたSW(ばね座金)はありますか?

A. SWはすべて焼き入れしています。

焼き入れをすることでSWに靭性とバネ性を発揮させます。

 

Q.SCM435の六角穴付ボルトのM22以上の大きいサイズはなぜ強度区分が10.9に落ちるのでしょうか?

A. 六角穴付ボルトは製作時、径が太くなると中心部分まで熱が伝わりにくく、硬さの保証が出来ないからです。

 

Q.カメラの三脚のネジが欲しいのですが、ネジの規格やサイズは何ですか?

A. カメラの三脚のネジはアメリカ規格のUNCの1/4(20山)が使用されています。

 

Q.焼入れした寸切は何がありますか?

A. 当社の在庫品ではSNB7(耐熱性がある特長)の寸切があります。それよりも硬い物では取り寄せでSCM435の寸切があります。

ちなみにはSCM435は強度区分10.9相当、SNB7は強度区分9.8相当です。

 

Q.六角穴付止めねじの「強度区分45H」とはどういう意味ですか?

A. 硬さを表したものです。

45の数字は硬さを表す尺度の一つであるビッカース硬さ(HV)の450HVを意味します。

また、HはHardness(硬さ)を意味します。

※止めねじは引張り荷重がかかる使い方はしてはいけません。

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